漢方
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漢方

ふつうの医療(西洋医学)でいろいろな症状が改善しない場合、漢方薬を用いると非常に症状が改善する場合がありいろいろな薬をのんで治らなかった方はぜひトライしていただきたい治療です。
現在では大阪大学医学部付属病院など、漢方外来を開設している病院も数多くみられ新たな医療のトレンドとなっています。
とくに胃や腸のなど消化器の病気はまさに漢方薬の出番です。
さらに癌の治療、抗癌剤の副作用軽減など当院では様々なシーンで漢方薬を処方しています。

食道や胃の症状

つかえる、げっぷ、はきけ、胃のもたれ、げっぷ、胃痛冷え症などの症状がある方におすすめです。

六君子湯(りっくんしとう)

上腹部の症状に使われる代表的な薬です。
成分は、人参(にんじん)、甘草(かんぞう)、蒼朮(そうじゅつ)茯苓(ぶくりょう)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)の成分が気を補いーつまり身体を元気にし、陳皮(ちんぴ)、半夏(はんげ)の成分で胃腸の動きが良くします。
ですから単に「胃酸をおさえる」とか「胃粘膜を保護する」などといった"単独の効果"ではなく、「元気になって胃腸の調子がよくなり、はきけ、胃のもたれがなくなり食欲がでる。」という広い範囲の効果が期待できます。最近の研究では六君子湯がGhrelin(グレリン)という食欲を増進するホルモンを分泌させるという報告があります。
また人参(にんじん)や生姜(しょうきょう)の成分が身体をあたためる作用があり手足の冷え症や肩こりに効く場合があります。

六君子湯(りっくんしとう) 六君子湯
(りっくんしとう)

上腹部の症状に効果がある漢方薬

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

他に上腹部の症状に効果がある漢方薬として、「のどのつかえ」といえばこの漢方です。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 半夏厚朴湯
(はんげこうぼくとう)

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

これもよくつかわれる漢方薬です。黄連(おうれん)、黄芩(おうごん)などの生薬成分が炎症をおさえる作用があります。胸焼け、胃が重いなどの症状あり上腹部がすっきりしない方におすすめです。
口内炎にもよく使われます。
また、急性腸炎など下痢の場合の代表的な漢方薬でもあります。
シスプラチンなど抗癌剤による下痢の対策にも効果的です。

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
半夏瀉心湯
(はんげしゃしんとう)

安中散(あんちゅうさん)

「胃が痛い!」といえばこれです。胃の痛みをおさえる延胡索(えんごさく)、炎症や痛みを緩和する甘草(かんぞう)、胃酸を中和する牡蛎(ぼれい)といった胃を安らかにする生薬を含み胃の痛みによく効きます。

安中散(あんちゅうさん) 安中散
(あんちゅうさん)

腸の症状

便が出にくい、便が残った感じがしてすっきりしない、便が細い、下痢をよくする、おなかがよく痛くなる、おなかがはるなど腸の症状によく効く漢方薬があります。一般的な薬でおなかの症状に効果のある薬は少なく、整腸剤や動きを調整する薬、便秘薬、下痢止めなどです。いずれも、「自分の症状にぴったり合う。」という薬にはなかなかめぐり会えず、薬を処方する医師も患者さんの症状、体質、ライフスタイルにあったお薬を処方することは難しいようです。
漢方薬は種類も多く自分に合った薬を探し、ぴったりの薬があるかもしれません。


便秘症の薬―漢方の便秘薬のメリットは便秘が改善するだけでなく他の症状も治ることです。

麻子仁丸(ましにんがん)

日本で一番多いタイプの弛緩性便秘にはまずこれです。麻子仁(ましにん)、杏仁(きょうにん)という生薬が腸を潤し、大黄(だいおう)で便を出しやすくします。また厚朴(こうぼく)、枳実(きじつ)といった生薬により気をめぐらせ身体の環境を整え総合的に便秘を改善します。おなかが痛くならずに便が出ます。

麻子仁丸(ましにんがん) 麻子仁丸
(ましにんがん)

桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

麻子仁丸よりももっと出したいというかたに使います。比較的若い方におすすめです。

桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)桂枝加芍薬大黄湯

(けいしかしゃくやくだいおうとう)

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

他の漢方で便は出るがもっと奥の方まですっきりさせたい方に使います。
桃仁(とうにん)とういう生薬が血の停滞を改善し、古い血を流す作用があります。また桂皮(けいひ)がのぼせを改善し月経痛に有効な場合があります。
若い女性によく使われます。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう) 桃核承気湯
(とうかくじょうきとう)

潤腸湯(じゅんちょうとう)

高齢の方によく使われる漢方です。

潤腸湯(じゅんちょうとう) 潤腸湯
(じゅんちょうとう)

大建中湯(だいけんちゅうとう)

おなかがはる方、腹部膨満、腹部手術後の方にあらゆる漢方薬の中で最も服用されている薬です。
構成成分の人参(にんじん)が胃腸の消化吸収を改善し、山椒(さんしょう)が腸の運動を進めます。さらに乾姜(かんきょう)がおなかの冷えを改善し温める作用があります。腸管の神経に直接働き腹部の症状をすっきりさせます。「おなかがはる。」「ガスがたまりやすい。」「下剤をのむほどでないがおなかをすっきりさせたい。」などの症状の方にぴったりです。
また腹部の手術―子宮筋腫、帝王切開、胃や腸の手術、虫垂炎(いわゆる"もうちょう")―を受けた方は"腸どうしが癒着し、腸の動きが悪くなりおなかがすっきりしない方がおられます。場合によっては便が完全に詰まり、腸閉塞となります。こういう状態を予防したり、改善したりする"切り札的くすり"が大建中湯です。

がんと漢方

開腹手術や抗癌剤などによる副作用、体へのダメージを緩和する手段として漢方薬が主役となりつつあります。下痢、食欲不振、手足のしびれなど抗癌剤治療中はつらいことが多くあります。
また、研究レベルでは漢方薬の抑制効果を報告しているものもあり、がん治療の方こそ漢方薬の服用をお勧めします。


  1. オキサリプラチン(エルプラット)、シスプラチン(ランダ)による手足のしびれ - 「牛車腎気丸」
  2. パクリタキセル(タキソール)による筋肉痛 - 「芍薬甘草湯」
  3. シスプラチン(ランダ)による食欲不振 - 「六君子湯」
  4. イリノテカン(カンプト)による下痢 -「半夏瀉心湯」

どの抗癌剤にも体力低下、免疫力低下には補中益気湯、十全大補湯が効果的です。


レディース漢方

女性には女性特有の症状があり、これといった病気はなくとも「からだが冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」などの症状をお持ちのかたがおられます。
冷え症には当帰芍薬散、のぼせの方には桂枝茯苓丸、疲れやすい方には補中益気湯、人参養栄湯などが効果的です。

医院案内

TEL:06-4867-1923
〒561-0832
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